FXは勝てない投資?人に聞くと「やめとけ」と否定される5つの理由

FXを始めようと検討している人の中には、友人や家族に相談する人も多いと思います。しかし、「FX始めようと思うんだけど、どう思う?」なんて聞くと「やめておけ」と否定的な一言が返ってくることも少なくありません。

 

また、インターネットで検索してみると、一度はネットやテレビのCMで聞いたことがあるような証券会社でFXの口座開設を勧める記事だったり、稼ぐことができるというポジティブな記事も多く見かけます。

ただ、そういった記事が多い分、「FXはやめておけ」「FXは稼げない」といったネガティブな記事も多く見受けられます。

 

インターネットで検索した情報を鵜呑みにするというのも危ないですが、色々情報があるため何が信用できて本当なのか?というのは投資経験のない人からすれば判断が難しいはず。しかし、FXで負けている人もいればFXで勝てている人も存在しているのは事実です。

 

会社員や大学生、主婦をやりながらもFXで成功した人はいますが、なぜFXをやめておいたほうが良いと否定的な意見も多く見受けられるのか。

 

今回は、そんなFXをやめておいたほうが良いと言われる理由と、あなたがFXで成功するか失敗するかという特徴について詳しく説明していきます。

FXで実際に負けている人の話を聞くことは難しくありませんが、逆に勝てている人の話を聞ける機会というのはありませんし、周りの意見を参考にすることは大切ですが、その相談相手がFXについて詳しく知っているわけでもないはずですので、まずはこの記事を読んで見て考えてみましょう。

 

FXはやめた方がいいのか?FX否定派達がいる理由

FXは投資の中では代表的な運用方法の1つです。

外国為替取引、つまり通貨のやり取りをネット上で行い、差額で利益を得ていく運用法になります。これだけを聞けばFXが危険とは思いません。

 

しかし、FXに限らず投資全般では一種の賭け事にような売買をする人も少なくありません。

 

お金が減る可能性があるものの、増える可能性があるものはなに?と問われれば、恐らく多くの人が競馬や競艇、パチンコなどのギャンブルを思い浮かべるでしょう。

「短期間で大きく稼ぎたい」「一発逆転」なんてある種のギャンブル的思考であれば、どんなものでも危険が付きまとうのは当然です。そして、FXでも同じようなギャンブル的な考え方が間違っています。

 

まず認識してほしいのは、FXはギャンブルではなく投資です。

ギャンブルとは違って勝率を上げていくことができますし、間違ったやり方さえ行なわなければ大きく損失を出すリスクも抑えることができます。

 

しかし、実際に売買を始めるとこれができずに、ギャンブルのような取引をしてしまうことが原因です。

ギャンブルで負けた人を思い浮かべてみると、恐らく「なんで負けるんだ」「次は勝つ」「倍掛けする」なんて考え方で、負ければ腹を立てているようなイメージはありませんか?

 

FXでも同じように、ギャンブルのような売買をしてしまえば大損するのは当たり前ですし、大損してFXをやめた人からすれば「稼げるわけがない」と怒りの感情とセットで投げやりになっていることが多くあります。

そういった人からすれば、「FXは勝てない、やめとけ」と否定的な意見をいうはずです。逆に経験がなくてもそういったギャンブル的なイメージを持っている人からすれば、FX自体のことを知らずに投資自体をギャンブルと一括にすることも少なくはありません。

 

また、今は強制ロスカットやゼロカットの仕組みがありますので、投資資金以上に資金を失うことはありません。しかし、未だにFXに対して大きく負ければ借金になるというネガティブイメージを持っている人もおり、これは基礎知識を知らない人がほとんどです。

 

基礎知識すら知らずにお金を投資すれば、損をするのは当たり前のことです。

最低限必要な知識はFXだけではなく、投資自体のことを知るのも重要です。

 

投資がどういうものなのか?ということを知らなければ、投資としての運用はできずにFXで勝つ方法や運用方法にばかり目がいってしまって、投資ではないギャンブル的な勝ち方を求めることにも繋がります。

 

そのため、最低限の投資とFXの知識を身につけることが正しい判断をするためには必要です。

実際に運用するのには資金が必要ですが、学ぶこと自体は無料です。デモ取引や当サイトでも初心者向けに解説しているので、まずはFXのことについて基礎知識を身につけてからあなた自身が判断できるようになってください。

 

FXをやめたおいた方が良いと言われる3つの理由

ここまでの内容でFXをやめておいたほうが良いといわれることが多いのは分かりましたが、否定派のなかにはFXで安定して利益を出している投資家や専業トレーダーもいます。

 

FXで大きく稼ぐことに成功している人であれば、普通は「やったほうが良い」という肯定するかのように思えますが、なぜ成功しているにも関わらず否定はなのでしょうか。

 

次はFXで勝てている人のなかでも「やめておいたほうがいい」と初心者がFXを始めるのに対して否定的な投資家がいるのか、その意見からやめたおいて方がいいという理由と対策のために方法をお伝えしていきたいと思います。

 

①稼ぐまでに時間がかかる

FXは基本的に365日24時間取引を行うことができます。そのため、サラリーマンの人も仕事終わりにできますし、主婦や大学生でも隙間時間に取引を行うことができます。

 

しかし、仕事終わりや少しの休憩時間にFXに時間を費やすのは、人によってストレスがかかりますし、稼げるまで売買や勉強を続けていくのであれば、少なくない時間をFXに当てる必要があります。

 

FXは副業として人気ではありますが、プライベートの時間を削りつつも「いつ稼げるようになるのか分からない」ということが大きく問題としてあります。また、投資としてFXでしっかりと運用していくのであれば、短期間ではなく数ヶ月や数年をかけて少しずつ利益を出していく必要があります。

 

FXで「一攫千金」なんていいませんが、それでも大きく稼ぐことをイメージしている人からすれば、現実と想像でギャップが発生しますので、取引を続けていけばいずれ雑な売買になったり、欲から投資資金に見合わない取引金額で売買をしてしまうかもしれません。

 

特に初心者の時には売買に焦りや欲はなかったにも関わらず、知識を蓄えて経験を積んだあとのほうが、雑に取引になったり、負けて悔しい思いをして金額を大きくしたいという行動をとる傾向が多くあります。

あくまでFXは投資であり、投資は時間を武器に長期的な視点で運用していくものです。なので、短期間で稼ぐのではなく、長期間の運用で焦らずに稼げるように気長に待つぐらいの気持ちでいましょう。

②含み損・損失・負けに対するストレスが大きい

FXで売買をしていれば、必ず負けることになります。これは絶対に回避することはできません。

ただ、それが発生する利益が1万円に対して1000円の損失ならどうでしょうか?

 

恐らく1万円手に入れられるのなら、1000円の損失が1回起きてもそんなに気にならないでしょう。

しかし、この損失が利益と同じ1万円なら、「負けたくない」と思うはずです。また、損失が倍の2万円なら「これ以上損失を増やしたくない」と思ったり、「せめてプラマイゼロにしたい」という考えを持つようになります。

 

こういった場面を思い浮かべてみると、ドキドキして中々落ち着かないはずです。さらに負けてしまえば、含み損を抱えている時間の間に受けていたストレスが押し寄せるでしょう。

 

勝てば報われたような気持ちになる取引ですが、負けてしまえば売買によるストレスは相当なものです。だからこそ、FXでは余剰資金内でやりつつも如何に損失を抑えるかが大切になります。

必ず発生する負けは、損失を抑えるように取引すれば資金が底を付く可能性を低くしますし、前途でお伝えしたストレスもかなり少なくできます。

 

メンタルはFXでは思った通りの正確な取引を行うためには必要不可欠です。

ストレスが日に日に増せば、メンタルの不調につながり、取引が乱れてさらに損失を生むことも考えられます。

そのため、しっかりと損切りのポイントを決めて損失が発生したとしても、必要以上の資金を失わないように対策しておきましょう。

参考記事:「FXでメンタルを完璧にコントロールするための資金管理の方法

 

③FXに100%はない

為替相場を100%予測することは不可能です。これはFXだけではな投資全般にいえることです。

そして、利益を出せるようになったトレーダーでも負けてしまうことがあるように、FXで必ず勝つなんて事はプロでもできないことです。

 

どんな優れた手法や分析を行っても、自分の思い通りにいかないこともあるのがFXであり、100%がないからこそプロのトレーダーはリスクを徹底しています。

 

リスクを徹底するというのは考えているよりも簡単ではありませんし、最終的な利益にできるまではある程度の負けは覚悟しています。

その辛さや不安を知っているからこそ、FXを始める初心者には味わってほしくないという思いもあるのでしょう。ただ、リスク管理については当サイトでもでお伝えしており、対策次第で初心者のうちから心得て運用することができるようになるものでもあります。

 

本当にFXで稼げるようになると覚悟するのであれば、負けることを前提に最終的にプラスにするという考えを持っておきましょう。

 

参考記事:「バルサラの破産確率で分かるFXで全ての資金が溶ける確率と勝ち方

参考記事:「FX初心者が資産管理を行う際に抑えておく3つのポイント

 

FXで勝てる人が少ないのも原因?「2割しか勝てていない現実」

投資で利益を出し続けるのは簡単ではなく、8割は負けているといわれています。

ただ、年間であればトータルがプラスになる人は3割~4割になりますので、短期売買よりもある程度の期間を運用したほうが利益は残しやすい傾向があります。

 

年間で考えれば投資家の3割~4割が利益を出しているのは意外と知られていません。8割が負けている事実というのは有名な話でもありますが、10年以上前の話で現在とはやや状況が異なっているようです。

お金を失いたくないという考えが強い人は、こういった話を聞けばどんな投資でも貯金から崩したくないと思うため、やめたおいた方が賢明です。

 

あくまでも投資は減る可能と増える可能性が等しく同じですから、求めるリターンとリスクを正確に判断することができれば特別勝つことが難しいわけではありませんが、それでもギャンブル的要素をFXに抱いてしまえば、最終的にあなたも8割の負けている投資家の仲間に入るかもしれません。

 

FXを始めるか?やめるか?の判断について

FXは正しい知識を身につけ、計画的なトレードを行うことができれば決して利益を出していくのは難しくありません。しかし、人間どこか「大きく稼ぎたい」という欲は出るもので、それが取引を継続していくことでより強くなります。

 

初心者のうちは、知識や経験も浅いため「慎重に…」という気持ちから欲を抑制することができますが、次第に取引慣れしてくると躊躇いがなくなってしまう傾向が勝てない中級者に多くなっています。そのため、肝心なのは初心者の段階である投資初期の間にどれだけ決めた通りの運用ができるか?ということです。

 

まずはデモ取引でも構いませんすので取引をしてみて、「上手く損切りできるか?」「事前に何pips予想が外れたら決算するのか」を明確に決めて損失に対しての意識を保てるのかを試してみましょう。

 

インターネットや参考書で色々な知識はコツは知ることができますが、実際に取引をしてみなければ結果は分かりません。

かといって、いきなり現金で取引を始めるのは欲や焦りができますので、まずはデモ取引で事前損切りや利確のポイントを決め、投資してみることで計画通りの取引が実行できるか試しましょう。

 

デモ取引で実質的な損失がでないといっても、練習で上手くいかないことが本番で上手くいくわけがありません。

今はネットで情報も溢れており、無料でデモ取引もできるので、知識や経験を蓄えるのにお金はかかりません。まずは試してから考えるのが正確な判断できますし、その方が後悔もしないはずです。

 

周りの意見や判断、理由を聞いて決めるのではなく、最終的にあなた自身がFXというものを理解して始めるのか決めるようにしましょう。

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