MT4のサポート終了でFXの取引環境が変わる?トレーダーの今後について
FXの世界で利用者が最も多い取引プラットフォームであるMT4。
おそらく多くの人が未だに取引で利用しており、使いやすさから他の取引ツールがあっても移り変えようと考える人は少ないと思います。
しかし、このMT4の公式サポートが終了したのをご存知でしょうか。
「MetaTrader 4(MT4)」の開発元であるMetaQuotes社より2019年3月1日にMT4の一部ビルドが公式サポートを終了し、対象外なっています。
本来MT4は特殊な設定をしていないかぎり、バージョンアップが必要に応じて自動的に行われますが、この公式サポートが終了してたことで自動アップデートがなくなり、万が一MT4でバグや取引における不具合が発生しても直すことが難しい状態になる可能性も考えられます。
何よりMT4のバージョンによってはログインできなくなる恐れすらありますので、最新ビルドへのアップデートが推奨されている状態です。このことから、今後MT4への利用頻度が徐々に減っていく可能性が指摘できますが、今回の記事ではMT4の公式サポートが終了した影響と今の環境の取引を続ける方法を解説していきたいと思います。
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MT4サポート終了と利用できなくなる対応外のバージョン
冒頭でも説明したように、2019年の3月1日以降にパソコン版・アンドロイド版の旧ビルドMT4に接続ができなくなります。
利用できなくなるビルドは「パソコン版:1118以前のビルド」「アンドロイド版MT4:1104以前のビルド」になります。基本的に連続で稼働させている投資家以外は自動的にアップデートされるため問題ありませんが、対象外の旧ビルドを利用している人はMT4を再起動して最新バージョンに更新しましょう。
パソコン版MT4のバージョン確認方法
MT4の場合には、上記画像のように「ヘルプ」をクリックし、「バージョン情報」をクリックすれば確認することができます。
上記画像では1118以降の1170になっているので問題はありません。
アンドロイド版MT4のバージョン確認方法
アンドロイド版のMT4でビルドを確認するには、アプリを起動後に「メニュー画面」をクリックし、「バージョン情報」をクリックすることで確認することができます。
上記画像では1104以降の1136になっているので問題なく利用することができます。
MT4の公式サポート終了の影響
MT4のバージョンによってログイン自体ができなくなることは分かりましたが、公式サポートが終了したことは変わりません。
このMT4のサポート終了で考えられる影響は、今後MT4での不具合やバグなどが発生した際には取引を継続することが難しくなるということです。パソコン自体のWindowやMacにもソフトウェアのバージョンアップは行われますが、今後アップデータしていくなかで問題なかった動作がMT4で行えなくなる可能性があります。
あるいは、途中で動作が止まったり特定の作業だけできなくなったりと、考えられるトラブルは多くあります。
MT4のサポートが終了してもそれを利用するパソコンの性能やソフトウェアのバージョンは変更されるため、MT4が対応できない事態が発生することもあります。不具合によって取引が上手く出来ずに損失を出してしまうこともあるかもしれません。
そのままの環境で取引をするのにはどうすればいいのか?
このままMT4を使えば問題が発生するといっても、今までMT4を利用していた人からすると取引環境を変えるのも腰が引けますし、EAやオリジナルのインジケーターを使えなくなる可能性もあるので嫌なはずです。
そのため、そんな中でもMT4の取引環境を継続したい場合にはMT5を利用するようにしましょう。
MT5はMT4よりも快適に動作し、通貨ペアや時間足も多くてMT4の上位互換になります。しかし、先にMT4が普及していたこともあってMT4ほど投資家に浸透していないのが現状です。
取引方法やインジケーターの使い方、EAの動作方法も同じになるのでMT4と全く同じ取引環境で売買できますので、今後不具合やバグといった不利な状況で取引したくない人はぜひMT5に取引環境を変更しましょう。
変更後の問題点
MT5はMT4の上位互換なため、機能も操作もより快適に行えると先程お伝えしましたが1つ問題があります。
それは、MT4のインジケーターやEAをMT5で引き続き利用することが出来ないという点です。
そのためカスタムインジケーターを利用している人は新しいものを作成する必要がありますし、ネットでダウンロードして使っているという人は変わりになるインジケーターの探す必要があります。手間に感じるかもしれませんが、今後MT4のサポートが終了したことで売買チャンスで取引できなかったり、損失をさらに広げてしまう事態にしないためにも早めにMT5に以降しておきましょう。
MT4のカスタムインジケータをMT5で利用したい場合
ここまでMT4のバージョンの確認とサポート終了についてお伝えしましたが、MT5のほうがいくら取引しやすくて機能が上がると言っても、カスタムインジケータを中心に売買している人からすれば利益上手く得られない可能性がありますよね。
当サイトでは、MT4・MT5の両方で対応しているカスタムインジケータを配布しています。
また、「こういったインジケータで取引したい」「今使っているカスタムインジケータをそのままMT5で利用したい」という人もいるかと思いますが、相談して頂ければオリジナルのインジケータを作成することも可能になっています。
今の取引環境だけではなく、インジケーターなども含めて分析環境もそのままにMT5へ移行したひとはぜひ一度当サイトのインジケータ一覧から探し、相談してみてください。
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