MT4とMT5のチャートが動かない?「回線不通」「無効な口座」を直す7つの対処法
FXを始めた際に多くのトレーダーが取引ツールとして使用するのがMT4とMT5です。しかし、MT4を使ったことがない初心者に多いのが、口座作成してMT4・MT5をインストールしたのに起動してもチャートが動かない。
よくよく見てみるとアラームで音がなって「回線不通」となってしまうというトラブルがあります。これは初心者だからこそしてしまうミスが原因なのですが、知らずに悩んでしまう人も少なくありません。
今回は、こういった「回線不通」でチャートが動かない原因について今回は対処法をお伝えしていくので、同じような境遇になっている人はぜひ確認してみてください。
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【MT4】とMT5の2種類の接続状態
MT4とMT5には2つの接続状態があります。
1つが回線が問題なく接続されている状態で、「〇〇/○kb」といったように数字が表示され、チャートが刻一刻と更新される状態です。ちなみにMT5では、「〇〇○.〇〇ms」と表記がやや異なって表示されます。
2つ目が接続されていない「音信不通」と表示されている状態です。
これはMT4もMT5も同じように表示され、サーバーに接続できていないためログイン出来ていない状態ですが、おそらくこれを見ている人の多くがこの「音信不通」が原因でチャートが動かずに悩んでいるはずです。
これと同じように「無効な口座」と表示されることもありますが、これも同じように赤色のアイコンで表示されます。
MT4とMT5で「回線不通」「無効な口座」が表示される7つの原因
「回線不通」「無効な口座」というエラーの他にも「コモンエラー」という表示されることがあります。合計3つの表示からなる接続不可の状態は、サーバーに接続するにあたって問題が発生していることを示しています。
今回のこの3つのエラーを直すために優先順位が高い順番で解決方法を解説していきます。
①MT4・MT5ログイン情報の入力ミス
「回線不通!」「無効な口座」と表示された場合、多くの割合でログイン情報の打ち間違えが原因です。
MT4とMT5でチャートを動かすためにはサーバーに接続するためにログインする必要があり、3つの情報が必要になります。
- ログインID
- パスワード
- サーバー情報
ログインまでは以下の「ファイル」から「取引口座にログイン」をクリックすることでログイン情報を入力する画面へ勧めます。
その後、この3つのログイン情報を入力しますが、半角スペースを含めて正確に入力しないとエラーが発生します。
初心者に多いのがコピー&ペーストしてしまっている影響で半角のスペースが入ってしまっていたり、パスワードや接続するサーバーが間違っている場合です。
これはMT4でもMT5でも同じですが、ログインIDは登録したメール宛てに届きます。また、パスワードは自身で口座開設時に設定したものになるので忘れないようにメモしておきましょう。最後にサーバー情報ですが、これも口座開設した際にメール宛てに届きます。
接続するためのあなたに割り当てられたサーバー情報になるので、これも再確認してみてください。
口座開設時にMT5とMT4の選択を間違ってログインしようとしている
XM(XMTrading)のように、MT4とMT5が選択できる場合、どちらの口座で開設したのか再度確認してみてください。口座開設時に取引プラットフォームタイプで、使用する取引ツールの選択をMT4かMT5のどちらかで選択する必要があります。
これを間違ってMT5に選択したのにMT4をインストールしてログイン情報を入力したり、あるいは逆にMT4を選択したのにMT5で起動しようとしていれば、証券会社で口座開設する際に割り当てられた情報も異なるので起動の際にエラーが発生します。
MT5口座ではMT5をダウンロード・インストールし、MT4の口座ではMT4をダウンロード・インストールするようにしましょう。
口座の有効化が終わっていない
口座の登録をした後に本人確認書類の提出をしていない場合、「無効な口座」と表示されることがあります。
すぐに本人確認書類を提出し、口座を有効化しましょう。また、デモ口座の場合には本人確認書類は必要ありません。
デモ口座の期限切れ
もしあなたがリアル口座ではなくデモ口座を利用したら注意しましょう。
デモ口座には利用期限がついている場合、一定期間利用していないと凍結する場合があります。これはリアル口座でも同じようなことが発生するので、久しぶりにMT4・MT5を起動してエラーが発生している場合には確認してみましょう。
例「XM→120日間」「TitanFX→30日間」AXIORY→「最終ログインから30日間」
これらの期間を過ぎると、回線不通!とエラーが出されます。こういった場合にはデモ口座を作り直すのが一番手っ取り早く問題を解決できます。
口座が凍結・休眠されている
XM(XM Trading)などでは一定期間(90日)の取引がない場合、口座が凍結や休眠扱いにされてしまいます。一定期間の取引がないため凍結し、回線不通のエラーが発生。
しばらくトレードをしていなかった場合は口座の休眠や凍結を疑うようしましょう。
MT4・MT5のバージョンが古い
自身が使っているMT4・MT5のバージョンが最新ではない場合には、更新されたサーバーに接続ができないためログインができていない可能性があります。
2019年にMT4ではサポート対象外になっているバージョンがありますので、そのことが原因で起動してもエラーが発生している可能性があり、詳しくは「MT4のサポート終了でFXの取引完了が変わる?トレーダーの今後のついて」で説明しているので確認してみましょう。
基本的にインストールは自動で行われますが、一度MT4・MT5のバージョンも確認しておきましょう。
土日など取引がされていない日
相場が動いていない日(土日やクリスマスなど)にMT4にログインすると、「回線不通!」となってしまいます。これは当たり前ですが、初心者は意外と知らない人も多いので気をつけましょう。
これは相場が動き始めると解決するので、勝手に改善されます。
まとめ
MT4とMT5を使ったことがない初心者には「回線不通」という問題が発生するのは珍しくありません。
特に原因が分らずに困惑するケースが多く、解決策を探すうちに時間ばかりが経っていくのはストレスが溜まるはずです。ただ、一度解決すれば基本的にはMT4・MT5でこの問題が起きるのはバージョンのアップデートかネット環境なため、最初のうちに解決策を知ることが出来れば後は別のパソコンにインストールする際にも役に立つはずです。
最も多い問題は「3つのログイン情報を入力し間違えている」ことが挙げられますが、最悪デモ口座などでは作り直すほうが早く解決する場合が多いので、どうしても改善されない場合には再作成してみましょう。
MT4に関してはサポートサービスが終了しているので、もしもこれから始める人やMT4で問題が発生した場合にはMT5をインストールするのがオススメになります。
今回MT4・MT5で「回線不通」「無効な口座「コモンエラー」でチャートが動かない問題について触れましたが、見落としや入力ミスといった間違いがほとんどなので、入力やログイン情報のメモは忘れずに行うようにしましょう。
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