FXで勝率を上げる方法! 初心者にオススメの5つのインジケーターと使い方
【FX初心者の疑問】
①FXのインジケーターの種類はどれぐらいあるの?
②インジケーターはどうやって使えばいいの?
③使いやすいオススメのインジケーターはありますか?
今回の記事では、FX初心者がMT4でインジケーターを導入する際に多い疑問にお答えしていこうと思います。
FXの取引に使われるインジケーターとは、為替レートのデータ(価格など)を様々な計算式で加工して「買いのタイミング」や「売りのタイミング」を図る売買材料の1つとして使おうというものです。
これはインジケーターもしくはテクニカル指標といいますが、視覚的に分かりやすさから初心者から上級者まで幅広く使用されています。ただ、FXのインジケーターは代表的なものからマイナーなもの、個人が作成したオリジナルのものまで何十種類〜何百種類と多く、「結局どれを使えばいいのか?」と混乱する人も少なくありません。
特にFXを始めたばかりでインジケーターの存在を最近知ったという初心者の人なら、インジケーターの種類や使い方はかなり難易度が高く感じられるかもしれません。
今回は、FXで基本的な部分でもあるMT4で使うインジケーターの「種類・使い方・オススメ指標」のをお伝えしていきます。
Contents
インジケーターがFXで重要な理由とは?
インジケーターを使うことで、MT4のチャート上でハッキリと値動きの特徴や傾向を見ることが可能になります。
ローソク足だけで値動きを見て把握すると、把握する価格幅が狭かったり、全体のトレンドを見誤ることも分析の中ではあります。分析自体が間違っていると取引に大きな影響が発生するため利益が上手く出ない原因になってしまいます。
インジケーターを使って見ていくことで、チャートの節目やトレンドの終盤といった多くの人が注目して取引量が増える場面でもローソク足以外からのシグナル(目印)を見つける機会が増え、取引をいつ開始すればいいのかというタイミングもインジケーターからヒントを得ることも可能です。
常勝トレーダーの中には、1つのインジケーターを徹底的に使いこなし「分析・売買サイン・取引タイミング」のすべての工程をインジケーターで済ませてしまう、という人もいるほどです。
インジケーターは「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類しかない
インジケーターは個人が作成したものから、既存で入っている代表的なものまで無数に存在しています。
しかし、インジケーターの種類は基本的に2つのカテゴリーしかありません。
トレンドを把握したり、トレンドの発生を予測する「トレンド系インジケーター」と相場の買われすぎや売られすぎを判断する「オシレーター系のインジケーター」の2つです。
現在存在しているインジケーターの多くは基本的にこの2種類しかなく、この2種類の見方や使い方を知っていればどんなマイナーなインジケーターや個人が作成したオリジナリティがあるインジケーターであろうと使いこなすことが可能だといえるでしょう。
トレンド系のインジケーターの基本解説
トレンドの系のインジケーターはトレンドフォロー型、つまりトレンドの把握に強く、相場の大きな流れを読むことで中長期のトレンドに乗って利益を出すのに役立ちます。
トレンド系のインジケーターで代表的なものは「移動平均線」「ボリンジャーバンド」「一目均衡表」などがあります。
それぞれ価格をもとに算出された結果を点で線画し、ラインでチャート上に表示しれくれるため値動きがどの方向に進んでいるのか(トレンドの把握)をひと目で確認することが可能で、傾きが急なほど強い勢いがあるという判断の仕方もあります。
世界中のトレーダーに愛されている「移動平均線」などは、単純な計算式でシンプルな表示にも関わらず多くのトレーダーが利益を出すために使用しています。
「ボリンジャーバンド」や「一目均衡表」は1つ表示させればあとは分析をするだけですが、「移動平均線」は上記の画像のように期間が異なるものを2本以上表示させてゴールデンクロスやデットクロスといった売買サインが発生するなど、使い方次第で取引の幅を大きく広げることが可能になっています。
このようにトレンド系のインジケーターは、相場が上昇・下降・横ばいのどの方向に進んでいるのかを把握するために使われ、見方や使い方を覚えれば売買サインの発見や売買タイミングを決める手がかりにすることができる優れものです。
【トレンド系インジケーターのまとめ】
①トレンドの方向・強さを把握できる
②売買サインを見つけることができる
③売買タイミングを図ることができる
オシレーター系のインジケーターの基本解説
オシレーター系のインジケーターは、一定範囲内の値動きであるレンジ相場で威力を発揮するインジケーターになります。
簡単に説明すれば、相場の「買われすぎ・売られすぎ」を表しているため、買われすぎている相場では売られるという判断で売り注文、逆に売られすぎている相場の場合には買われるだろうという判断のもと買い注文を行うというように逆張り取引に使用されることが多くなっています。
代表的なものには「RSI」「MACD」「ストキャスティクス」などがあります。
使い方はオシレーター系であれば基本的に買われすぎと売られすぎを表すので、一定の数値を超えたら逆張りというように簡単な判断ができるのも好まれている理由です。しかし、トレンド相場には弱く、トレンドフォロー型のインジケーターと併用して使われることが多くなっています。
なぜなら、一定範囲の値幅で上昇・下降を予測することは得意なぶん、トレンド相場のように上昇、または下降が続いているような状況では、オシレーター系のインジケーターはずっと買われすぎ(売られすぎ)の一定数値を超え続けているため、逆張りの判断が難しくなるからです。
ただ、オシレーター系のインジケーターには相場の流れが変わる節目を見つけるのに役立つ「ダイバージェンス」と「コンバージェンス」というものが発生するため、トレンド相場でも転換点を見つけるのにしばしば利用されています。
この現象は値動きに対してオシレーター系のインジケーターが逆行している現象を指しており、トレンドの終盤で頻繁に発生すると言われています。
【オシレーター系系インジケーターのまとめ】
①相場の買われすぎ・売られすぎなどの過熱感を把握できる
②一定範囲内の値動きに対して逆行するタイミングを図れる
③値動きとオシレーターの動きが逆だと相場転換の可能性がある
FX初心者は代表的なインジケーターから使ってみる
FXを始めたばかりの初心者は、まず代表的なインジケーターから使って見るようにしましょう。
世界的に有名になっているインジケーターは、それだけ多く投資家に利益を与え、有効性が確かめられているものばかりです。また、代表的なインジケーターは色々なトレーダーが異なった見方や分析方法をすることも多く、調べるだけ応用的な勉強も他のトレーダーから学ぶことができます。
多くのひとが使っているため、検証回数も取引方法も豊富ですが、人によっては特定のインジケーターが苦手だったり、設定する期間(数値)を勝手にカスタマイズして自滅していく投資家も初心者にはいるため、代表的なインジケーターを使って既存で設定してある数値から使ってみましょう。
人によってはカスタマイズしたインジケーターで大きな利益を上げる人もいるため、使いやすさや見やすさという点に趣をおいて自分に合っているかを確かめてみてください。
FXで有名な代表的な5つのインジケーター
テクニカル分析を行う上で、基本とも言っていい有名なインジケーターを5つ紹介します。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- MACD
- RSI
この5つの代表的なインジケーターは、FXをやっている人なら必ず使った経験があり、利益を上げている人も現在使っているという人も多いので、テクニカル分析を行ううえでは基本として抑えておきたいインジケーターになっています。
FX初心者向きインジケーター①「移動平均線」
移動平均線は、一定範囲内の平均値を算出して線で結んだテクニカル指標の1つです。
世界で最も有名と言っても過言ではないこのインジケーターは、一般的に「5・10・13・21・25・50・75・90・200」などの期間が用いられることが多く、相場の大きな流れを把握するに役立ちます。
移動平均線はサポートラインやレンジスタンスラインになることも多く、順張りや逆張りのエントリータイミングとして使われることあるほか、移動平均線をもとに考えられた「グランビルの法則」などを使えば、売買タイミングや売買サインを見つけるのに有効活用することが可能な万能なインジケーターです。
FX初心者向きインジケーター②「ボリンジャーバンド」
ボリンジャーバンドは、トレンドの勢いや方向、反転の目安を見ることができるインジケーターです。
一定期間のデータの標準偏差を算出し、移動平均線に対してシグマの1〜3倍を加算したものがボリンジャーバンドの+1σ〜+3σ、減算したものが-1σ〜-3σとして表示されます。
価格を上下に線で囲っているため見やすく、その特徴も線の内側に収まると簡単なので初心者にはぜひ使ってもらいたいテクニカル指標です。
ボリンジャーバンドの±1σの範囲内に収まる確率・・・約68.3%
ボリンジャーバンドの±2σの範囲内に収まる確率・・・約95.4%
ボリンジャーバンドの±3σの範囲内に収まる確率・・・約99.7%
上記は±3σの範囲内の収める確立ですが、90%以上の確立で収まるならと逆張りするトレーダーも多く、逆張り取引に多く利用されています。しかし、順張りに適したテクニカル指標でもあるので、使い方は人によって大きくことなります。
ボリンジャーバンドで売買ポイントを判断する場合には、値動きが激しくなっても、穏やかになっても移動平均線を中心として上下のバンドに向けた価格が動き、上下のバンドを超えないという特徴を利用して逆張りする人が多くいます。しかし、逆に上下のバンドを大きく超える際には、収まる確率を超えた上昇(下降)の勢いがあると判断して順張りをするトレーダーもいます。
FX初心者向きインジケーター③「一目均衡表」
一目均衡表は、日本人が考案した世界的に有名なテクニカル指標で、転換線・基準線・先行スパンA・先行スパンB・遅行スパンの計5つの線で構成されたインジケーターです。
転換線と基準線は移動平均線と同じ役割を持っており、価格に対しての位置や2つの線のクロスで売買タイミングを図ることもできます。
そして、この一目均衡表が他のテクニカル指標と違い特殊なところは、先行スパンAと先行スパンBの間のことを「雲」と呼び、「雲」の厚さや価格に対しての位置で値動きを予測することが可能な点です。雲の部分は色が変化するため見やすく、雲のなかでの値動きも特徴的な動きになるため、分析の際には「雲」に重点をおくトレーダーが置くなっています。
そのほかにも遅行スパンと26日前のローソク足がクロスする価格帯では、強いトレンドが形成されるのも特徴的です。
FX初心者向きインジケーター④「MACD」
MACDは指数平滑移動平均線(EMA)と呼ばれる移動平均線を使った分析方法で、短期EMAと中期EMAとそれらの平均値を用いて分析を行うテクニカル指標です。
このインジケーターはオシレーター系に位置しており、MACDが0より下でシグナルを下から上に線が上抜けたら買いサイン、0より上でシグナルが上から下に下抜けた場合には売りのサインになります。
大きなトレンドの中でMACDが相場の逆行する動きを見せた時には、天井・大底の可能性も近い可能性のときに発生するシグナル(ダイバージェンス・コンバージェンスといった逆行現象)が発生することも相場攻略のヒントになります。
MACDの逆行現象である「ダイバージェンス」「コンバージェンス」について詳しく知りたい人は、【MT4専用インジケーター】MACD Diver 逆行現象による転換点自動線画を御覧ください。
FX初心者向きインジケーター⑤「RSI」
RSIは買われすぎや売られすぎといった一定価格内の過熱感を%で表したテクニカル指標になっています。
レンジ相場で威力を発揮するこのインジケーターは、一般的に20%〜30%で売られすぎ、70%〜80%以上で買われすぎの水準として考えられ、その範囲内にRSIの線が位置しているときには反転の兆しとして逆張り取引のような売買によく利用されています。
こちらのRSIもオシレーター系になるため「ダイバージェンス」や「コンバージェンス」といった逆行現象が発生します。
インジケーターを使う際に忘れない3つの注意点
忘れてはならないのが、どんなに有名な万能なインジケーターにも弱点が存在することです。
①1つのインジケーターに頼ると頻繁に「ダマシ」に合う
②インジケーターを表示させすぎると逆効果
③テクニカル分析だけではなく、ファンダメンタルズ分析も併用して要人発言に注意する
注意点①1つインジケーターに頼ると「だまされる」
インジケーターの中には売買サインや売買タイミングを知らせてくれるものが豊富ですが、「ダマシ」と呼ばれるものがあります。これは、売買サインが発生しても値動きが動かなかったり、予想を大きく超えて活発化したりと、投資家を騙すような動きをすることがあります。
これは、インジケーターに設定した期間が短かければ短いほど頻繁に発生しますが、逆に期間を長くしすぎてしまうと、売買サインの発生頻度が少なくなってしまうため、取引回数が減ってしまうことになります。取引回数が多ければ良いというわけではありませんが、あまりにエントリータイミングがこないとせっかくの勝てていたチャンスを見逃すことも考えられるので、あなたの見ている取引時間や売買方法に適した期間を設定しましょう。
また、他のインジケーターと組み合わせることでダマシなのか?そうではないのか?と見分け方を見つけるトレーダーもいるため、使い方次第で大きく化けます。
トレンド系とオシレーター系のインジケーターを組み合わせて使い、臨機応変に対応できるようにしましょう。
注意点②インジケーターを出しすぎると「見づらくて逆効果」
1つ1つのインジケーターに特徴があり、多く表示させればそのぶん弱点が減ると考えるFX初心者も多くいますが、インジケーターを多く表示させすぎると迷うことが多くなり、かえって判断を鈍らせる結果になります。
インジケーターを使いこなせばかなりの武器になりますが、手に持てる武器は2つしかないように使いこなせるインジケーターも限られてくるはずです。
あなたにとって使いやすいインジケーターと使いづらいインジケーターを取捨選択して多く表示させすぎないように注意しておきましょう。
注意点②ファンダメンタルズの要素も確認する
為替相場を動かすのは、テクニカル分析だけではありません。
雇用統計などの経済指標やFOMCでの要人発言といった金融政策、国債の利回りなどのファンダメンタルズ(経済要因)も大きく影響を及ぼします。
また、要人の発言やSNSでの投稿も過敏に反応して市場は大きな動きを見せることがあるので、常日頃から政治や経済のニュースなどは確認する習慣を付けておきましょう。
ファンダメンタルズが難しいと感じるひとは、まずは最も影響力がある経済指標(米雇用統計など)から理解を深めて少しずつ学んでいきましょう。
FX初心者が最初に学ぶべき代表的な経済要因
①[初心者でも分かる米雇用統計の基本]
②[アメリカのFOMCってなに?]
③[初心者が把握するべき「経済指標」と「要人発言」]
チャンスを逃さない?分析に便利なオススメのインジケータ2選
インジケーターのなかには、売買サインや売買タイミングの適した場面になると知らせてくれる機能を搭載したものがあります。こういったインジケーターはカスタマイズされたものになりますが、インジケーターの応用として考えてください。
ただ、取引や分析の際には判断材料をすぐに見つけることができるほか、見逃すということがなくなるため上手に売買を行うことができるのが特徴です。
もちろん、「そんなのがなくていい」という人もいるかもしれませんが、慣れてくると見逃しや1つの判断ミスで大きな損失を出してしまうこともあるため、多少有料のインジケーターでも使えるものなら購入する人も多くいます。
【カスタムインジケーター】MACD Diver
MACD Diverは、代表的なテクニカル指標の1つとして紹介したオシレーター系インジケーター、MACDをカスタマイズしたインジケーターです。
ダイバージェンスやコンバージェンスといった相場の転換期に発生することが多い逆行現象が出ると、自動的に線画してくれる機能がついています。トレンド相場などに乗り遅れて逆張りを狙う際や相場の節目を分析する際には、慣れないとどういったところがダイバージェンス(コンバージェンス)なのか判断に迷うことがあります。
そういった迷う要素をなくし、すぐに状況把握できるインジケーターとしてMACD Diverは非常に優秀です。
詳しくはこちら→【MT4専用インジケーター】MACD Diver
【カスタムインジケーター】Zone
zoneは、ゾーンを利用した売買サインを知らせてくれる機能がついており、「上昇・下降・横ばい」の相場を値動き構成の3つを色で表示してくれます。
そのため、現在の相場状況で買い・売りのどちらが優勢なのかという売買方向を簡単に把握できます。
ゾーンの番号 | ゾーンの種類 | 売買方向 |
① | 最高値ゾーン | 買いを狙うゾーンではあるが利確は早めに |
② | 高値ゾーン | 積極的に買いを狙うゾーン |
③ | レンジゾーン | 取引しない(見送る) |
④ | 安値ゾーン | 積極的に売りを狙うゾーン |
⑤ | 最安値ゾーン | 売りを狙うゾーンではあるが利確は早めに |
また、色が濃く表示されることで相場のピークを知ることもできるため、MACD Diverと合わせて利用すれば、相場の売買タイミング以外にも、相場が反転する転換期をすることができるので、取引を上手くおこなって利益を残す事が可能です。
値動きが横ばいのレンジゾーンの際には、灰色でチャート上に表示されるためエントリーをする場面ではありませんが、どういった相場状況のときに取引をするべきではないのか、という相場環境適応能力の向上もできるはずです。
詳しくはこちら→【MT4専用インジケーター】Zone
FXではインジケーターを上手く利用した利益アップを狙おう
結論から言うと、FXで稼ぐためには代表的なインジケーターとして紹介した5種類のインジケーターを使えば十分に勝つことが可能です。
逆に、あれもこれもと新しいインジケーターに手を出すと、どれも中途半端な理解に終わって稼げませんのでおすすめしません。
今回紹介したインジケーターの他にも代表的で有名なインジケーターもありますが、まずは使ってみてからの使いやすさや見やすさを優先して使い、インジケーターを頼りに稼ぐのではなく、インジケーターを分析の要素の1つとして分析することが大切です。
テクニカル分析の精度を上げて上手く取引できるようになれば、トレードを有利に進めることも簡単にできるようになるので、ぜひ取り入れて利益を出せるように頑張りましょう。
にほんブログ村
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。